その先にあるもの

ピアノの本(テキスト)といえば、
まず思い浮かべるのは

「バイエル」

「メトードローズ」

「バスティン」・・・・

こういった教則本ではないでしょうか。

今日は「その先にあるもの」について、思いを
めぐらせてみました。

先に代表されるような、教則本。
これらを書いた先人の作曲家、ピアノ教師たちは

「その先にあるもの」

を弾けるようになるための、足がかりをくれるために
教則本を書いて残してくれたのだと思います。

教則本をマスターしていくうちに、指や手、ピアノを
弾くための筋肉が強くなり、
楽譜を読めるようになり、
音感、リズム感、テンポ感などが身について行き・・・

やがて、バッハ、ベートーヴェン、ショパン・・・といった
大作曲家の曲を弾ける実力がついていく。

生徒さんたちとこんな会話をすることがあります。

「私は3大ソナタ(ベートーヴェン)をマスターするまで
ピアノを続けたい」

「ショパンを弾くのが一番好き」

大学入学までピアノを続け、社会人になり札幌に戻って
きたのを機にレッスンを再開した生徒さんが

「ドビュッシー弾きとして、やはりこの曲(あるドビュッシーの
有名な代表曲)は完璧にしたいですね」

彼女は、高校時代
「心にぴたっとくる作曲家に出会った」
と言っていました。

彼女にとってのその作曲家はドビュッシーであり、今も
その気持ちを持ってくれているのが、とても嬉しいです。

ピアノ指導者として、生徒さんが「ぴたっとくる作曲家」
もしくは「憧れの曲」にめぐりあうよう導いていくのが
義務であり、使命であると、最近とみに強く感じています。



ちなみに・・・・

私は、敬愛するピアニストがショパン弾きであったことから
大学時代はショパンを中心に学習していましたが、
恩師に薦められてラフマニノフも弾くうちに、ラフマニノフも
大好きになり・・・・


そして、この1~2週間、何人かの生徒さんから

「先生はラヴェルが上手そうな雰囲気」

と言われたことに、調子にのり(のせられやすい(笑)
ラヴェルを練習しているのでした。

(たまに、違う角度から曲を選ぶ楽しさを、生徒さんから
教えていただきました♪)